【カンボジア】事業者別ネット速度、地場セルカードが首位[IT]

カンボジアで、4~6月にインターネット接続速度が最も速かった通信事業者は、地場財閥ロイヤル・グループ傘下のセルカードだった。2位以下はマレーシア系スマート・アクシアタ、ベトナム系メットフォン、シンガポール系サウスイーストアジア・テレコム・カンボジア(SEATEL、イエス)と続いている。

米オークラが運営するインターネットの速度測定サイト「スピードテスト」によると、事業者別のダウンロード速度(中央値)は、◇セルカード、平均31.60メガビット毎秒(Mbps)◇スマート、同26.31Mbps◇メットフォン、同16.61Mbps◇SEATEL、同4.80Mbps——。セルカードの速度は、SEATELの6.5倍以上となり、事業者により大きな差があることが浮き彫りになった。

ダウンロードとアップロードに最低限必要とされる速度の維持率を示す「一貫性」ではメットフォンが76.6%と、セルカードの75.8%をわずかに上回って首位を確保。スマートは74.5%、SEATELは41.6%だった。この指標に関して、スピードテストは「どこも優秀な結果とは言えなかった」とコメントしている。

携帯電話端末のメーカー別ダウンロード速度(中央値)は、米アップルが平均32.11Mbpsで首位。2位以下は韓国のサムスン電子(同24.06Mbps)、中国の小米科技(シャオミ、19.88Mbps)、維沃移動通信(ビーボ、13.07Mbps)、OPPO広東移動通信(オッポ、12.67Mbps)と続いた。

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