【インドネシア】ごみ回収のレコシステム、500万米ドル調達[サービス]

インドネシアでごみ回収のデジタルプラットフォームを運営するスタートアップ、カザナ・ヒジャウ・インドネシア(レコシステム)は8日、ベンチャーキャピタル(VC)によるアーリーステージ(創業初期)の投資ラウンドで500万米ドル(約7億2,400万円)を調達したと発表した。調達資金により、今後2年間で廃棄物の管理能力を月間2万トン以上に引き上げる。

具体的には◇廃棄物管理システムの開発◇モノのインターネット(IoT)やマシンラーニング(機械学習)技術を用いたアプリの拡張◇リサイクル技術開発へのリソース割り当て◇ごみ回収拠点の改良——といった戦略的段階を経て、管理能力を引き上げる計画だ。

また、回収したごみの70%以上をリサイクル材料と再生可能資源に処理し、廃棄物管理の対象地域をより多くの都市に拡大することを目指す。実現に向け、同社デジタル・エコシステムに携わる作業員やビジネスパートナーを現状の300人以上から5,000人以上に増やす。

投資ラウンドは、地場VC、スカイスター・キャピタルが主導し、イーストベンチャーズ、プロビデント、その他のエンジェル投資家が出資した。

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