高岡で真夏日の稲刈り 早生品種「てんたかく」

黄金色に実った早生品種「てんたかく」を刈り取る生産者=高岡市西藤平蔵

  ●県内全域で30度以上 熱中症5人搬送 

 16日の富山県内は台風7号が日本海を北上し、湿った空気の影響を受けて曇り、夜のはじめごろまで雨の降る所があった。最高気温は富山市中心部33.1度、魚津市と南砺市高宮で33度など全10観測地点で30度以上の真夏日だった。

 県内消防機関によると、富山市と黒部市で10~80代男女5人が熱中症疑いで搬送され、富山市の89歳女性が中等症、残る4人は軽症とみられる。

 高岡市西藤平蔵の「クボタファーム紅(くれない)農友会」の水田では16日、早生(わせ)品種「てんたかく」の稲刈りが行われ、生産者が黄金色に実った稲穂をコンバインで刈り取った。同会は約120ヘクタールで水稲を栽培している。てんたかくの収穫は14日に始まり、天候が良ければ18日ごろに終わる見込み。

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