京都・美山の由良川上流、アユつかみ取りに挑戦 塩焼きにして味わう

手網でアユをすくい上げて喜ぶ子どもたち(京都府南丹市美山町中・美山川)

 京都府南丹市美山町中の美山川(由良川上流)一帯でこのほど、恒例の「清流美山の鮎(あゆ)まつり」が開かれた。関西一円の親子ら約650人がアユのつかみ取りに挑戦し、手網も使いながら丸々と太ったアユを捕らえ、会場内で塩焼きにして味わった。

 地元の知井振興会などでつくる実行委員会が主催し、38回目。つかみ取りでは川の一部を仕切った浅瀬に放流し、130人ずつ45分制で体験した。水中に魚影を見つけると手網を素早く振り下ろし、約20センチに育ったアユをすくい上げた。

 家族3人で50匹も捕まえた大阪府高石市の中学1年の男子生徒(12)は「網を川底までしっかり差し込むとたくさん取れた。これからバーベキューで焼く」と満喫していた。

 美山町自然文化村には塩焼きなどの屋台が並び、大勢の家族らが山里の夏を楽しんだ。

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