松浦市志佐町で15日、恒例の精霊流しと納涼花火大会があった。詰めかけた見物客が1750発の打ち上げ花火を見上げながら、精霊船4隻を送り出した。
精霊流しは同町中心部などの有志が船を製作。古くから伝わる「松浦太鼓」の音色が響く中、親族や知人らが船を担ぎ、町内を練り歩いた。花火大会は志佐商工振興会(山本浩史会長)が開き70回目。新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに開かれた。
例年は志佐川に浮かべた船と花火の“競演”が風物詩だったが、今回は若い担ぎ手が少なく、川に船を浮かべなかった。見物客は大輪の花火が打ち上がるたび、歓声を上げ、夜空を彩るショーに見入っていた。
響く太鼓の音 松浦・志佐町で精霊流し 夜空彩る花火も
- Published
- 2023/08/17 11:50 (JST)
- Updated
- 2023/08/18 13:49 (JST)
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