強姦未遂容疑が晴れたグリーンウッド、クラブは調査完了を報告「将来について決定を下す最終段階」と処分内容は検討中

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドが、強姦未遂容疑が晴れた元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドに関して声明を発表した。

その高いポテンシャルに大きな期待が寄せられ、ユナイテッドの将来を担うと目されていたグリーンウッド。しかし、2022年1月に強姦未遂などの容疑で逮捕。活動が停止させられた。

自身のスポンサーであったナイキとの契約が解消された他、クラブからも謹慎処分を受け活動停止。しかし、2023年2月に英国王立検察局(CPS)が「もはや有罪判決の現実的な見込みは無い」と結論付け。訴訟が取り下げられ、現在はユナイテッドの内部調査の対象となっていた。

開幕前にその処遇を発表するとされていた中、女子チームやサポーターズトラストからの反発を受け、まずは関係者への説明を先に済ませるとされていた中、ユナイテッドは内部調査の結果を報告した。

ユナイテッドは、「全ての告訴が取り下げられたことを受け、彼に対する疑惑について徹底した調査を実施した」と報告。「公知ではない広範な証拠と背景を利用しており、我々ははこの事件に直接関与した、または事件に詳しい多くの人々から話を聞いた」と聞き取り調査を行っていたことを明かした。

グリーンウッドについては「我々には従業員として、メイソンに対する責任もある、7歳からクラブに所属する若者として、そしてパートナーがいる新たな父親として」と、疑惑が出たことに対しての責任があるとし、「事実調査は完了しており、メイソンの将来について決定を下す最終段階にある」と、調査の完了、処分の決定の段階だと報告した。

なおまだ処分は決まっていないとし「メディアの憶測に反して、その決定はまだ下されておらず、内部で集中的な検討が行われている。最終的な責任は、最高経営責任者(CEO)にある」と、処分内容は決まっていないことを主張した。リチャード・アーノルドCEOが最終決定を下すとした。

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