マンチェスター・ユナイテッドは、処遇を決定するとしていた元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(21)に関して、決断を遅らせることになるようだ。『The Athletic』が伝えた。
その高いポテンシャルに大きな期待が寄せられ、ユナイテッドの将来を担うと目されていたグリーンウッド。しかし、2022年1月に強姦未遂などの容疑で逮捕。活動が停止させられた。
この容疑を受け、自身のスポンサーであったナイキとの契約が解消された他、クラブからも謹慎処分を受け活動ができずにいた。
そのグリーンウッドは2023年2月に入り英国王立検察局(CPS)が「もはや有罪判決の現実的な見込みは無い」と結論付け。訴訟が取り下げられ、現在はユナイテッドの内部調査の対象となっている。
ユナイテッドは2023-24シーズンの開幕前にグリーンウッドに関して発表するとしていたが、どうやらそれは行われないこととなったという。
『The Athletic』によれば、ユナイテッドは主要な関係者に対して説明を行うことを先にしたいと発表。これは、ユナイテッドの女子チームとサポーターズトラストからの第反発を受けての措置だとされている。
女性が関わる事件でもあっただけに、この反発は予想できるものではあったが、クラブの内部調査で判明した事実に基づき、最高経営責任者(CEO)であるリチャード・アーノルド氏が下すものだとしている。
グリーンウッドの処遇に関しては、9月のインターナショナル・マッチウィークまで待つことになるとのこと。無罪とされたとはいえ、容疑がかかっており、1年半もピッチから離れていた選手への対応は大きな注目を集めることになりそうだ。