西和賀の新名物、開発へ連携 特産を活用、新設のサイトで販売

協定書を交わし、握手する内記和彦町長(左)と川村憲一代表取締役

 西和賀町と国内最大級のふるさと納税仲介サイトを運営する「トラストバンク」(東京、川村憲一代表取締役)は、町特産食材などを生かした新商品開発に乗り出す。東北では初となる連携協定を結び、同社が10月に新設する通販サイトで第1弾を販売する計画。地元事業者の収入増や商品企画力向上につなげる。

 町役場湯田庁舎で16日、協定締結式を行い、内記和彦町長と川村代表取締役が協定書に署名した。内記町長は「人口減少が進み、関係人口拡大に向けた取り組みは非常に大切。自立した持続可能な地域づくりを進めたい」とあいさつした。

 協定に基づき▽西わらびなど地場産品を活用した新商品の開発や改良、発掘の支援▽10月新設の通販サイト「めいぶつチョイス」での販路拡大▽納税仲介サイト「ふるさとチョイス」内での町の返礼品特集-などに取り組む。

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