アルテタ監督が「アーセナルでメキメキ成長させた」6名のスター選手

マンチェスター・シティのアシスタントコーチとしてジョゼップ・グアルディオラを支え、そして古巣のアーセナルで監督を務めることになったミケル・アルテタ氏。

それから徐々にチームを改革し、昨季は久しぶりにチームをプレミアリーグ優勝争いに絡ませることに成功した。

今回は『Planet Football』から「アルテタ監督の下で成長したアーセナルの6名」をご紹介する。

ブカヨ・サカ

ウナイ・エメリ監督の下でデビューしたブカヨ・サカは明らかに特別な才能を持っていた。確かにその頃から比べれば怪物感は減っているかもしれないが、アルテタ監督の下で「魅力的な新人」から「正真正銘のスター選手」に成長した。

事実記録しているスタッツや数字についても年々向上しており、2022-23は最高のシーズンを過ごしていた。ミケル・アルテタ監督の下で役割が整理されたことは大きいだろう。

エミール・スミス・ロウ

2021-22シーズンに向けてミケル・アルテタ監督が彼に10番を手渡した。それは大胆な行動であったが、彼の能力がどれだけ確信されているかという証明となる出来事でもあった。

昨季は怪我のためにキャリアの成長が多少妨げられてしまったものの、アルテタ監督の下で彼がどれだけ飛躍してきたかという点については疑いの余地がない。今季はさらに彼が重要な存在になっていくだろう。

アーロン・ラムズデール

2021年の夏、ラムズデールの獲得については賛否両論があった。なぜなら彼はボーンマスとシェフィールド・ユナイテッドで2回の降格を経験していたからだ。

ただ彼はデビューシーズンでベルント・レノのポジションをあっさり奪い取り、それ以来進歩を止めることがなかった。今夏はダビド・ラヤが競争相手として獲得されたが、その競争も彼のパフォーマンスを更に上げることになるだろう。

マルティン・ウーデゴール

ウーデゴールが初めて世間に出たとき、15歳で大人を翻弄する姿に「ノルウェーのリオネル・メッシ」という評価が下された。ただ、その後レアル・マドリーへ移籍してからの数年間で苦しい時間を過ごし、それは過大なものだったと思われた。

ただアーセナルに移籍してからというもの、ミケル・アルテタ監督の下で全く違ったタイプの選手として評価を復活させることに成功した。今や世界でも屈指の司令塔としてその名を刻んでいる。

レアンドロ・トロサール

ブライトンでは常に一定の活躍を見せていたベルギー人アタッカーのレアンドロ・トロサール。もちろんその頃もいい選手であったが、アーセナルにやってきてからそのプレーは新たなレベルに到達しつつある。

昨季の後半にはチームに大きなプラスを与えた。素晴らしいテクニックと機動力によって多くのチャンスを生み出し、タイトルを獲得できるという希望をクラブにもたらしていた。

ガブリエウ・マルティネリ

ミケル・アルテタ監督がもっとも劇的に成長させた選手といえるのはガブリエウ・マルティネリだろう。アーセナルに10代で加入したとき、2022年のワールドカップに彼が出場すると思った者はいるだろうか。

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「ガビはまだ若いので、まだまだ多くのことが期待できるのは分かっている。彼の素晴らしい才能を伸ばし続けられることに興奮しており、今後何年もの間アーセナルで活躍するところを見るのを楽しみにしているよ」と、契約を延長した際にアルテタ監督は語っていた。

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