そごう大宮で客ら感動、KDDIのガラケー復活イベント 懐かしい写真に笑顔 イベント通算1万人超が訪問

復活した携帯電話の思い出の写真を眺める参加者=さいたま市大宮区のそごう大宮店

 KDDI(東京都千代田区、髙橋誠社長)とそごう大宮店(埼玉県さいたま市大宮区、池谷俊彦店長)は、電源の入らなくなった携帯電話を復活させるイベント「おもいでケータイ再起動」を開催した。

 携帯電話キャリアに関係なく、電池の過放電で充電できなくなった携帯電話を専用機器で充電・再起動し、見ることを諦めていた懐かしい思い出の写真を印刷して手渡した。

 さいたま市北区から参加した川上ひかりさん(30)は、「学生時代の写真や亡くなったペットの写真が出てきて感慨深く、うれしかった」と笑顔を見せていた。

 KDDIブランド・コミュニケーション本部の北山健太郎さんは「2016年にイベントを開始して以降、体験者は延べ1万人を超えている。ガラケーに思い出が詰まっていて捨てられない人が大変多く、その半数近くが電源が入らない状態。懐かしい写真が出てきた瞬間、皆さんの表情はさまざまで、昔の写真を見て今後の人生の糧にしてほしい」と話した。

 そごう大宮店販売促進担当の三浦紗弥さんは「埼玉県の持続可能な開発目標(SDGs)イベントの一環として初めてKDDIとコラボ開催した。地域の皆さんに喜んでいただいたと思うし、SDGs学習の面でも役立ててもらえれば」と話していた。

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