UEFAスーパーカップを制したマンチェスター・シティ。その“タイトル”にまつわる記録

写真:グアルディオラはマンチェスター・シティでの15個目のタイトルを獲得

現地時間8月16日、チャンピオンズリーグ王者のマンチェスター・シティと、ヨーロッパリーグ王者のセビージャが対戦するUEFAスーパーカップが、ギリシャのスタディオ・ヨルギオス・カライスカキスで行われた。

試合は25分にマルコス・アクーニャのクロスからユセフ・エン・ネシリが頭で合わせてセビージャが先制。しかし63分、今度はマンチェスター・シティのロドリのクロスにコール・パルマーが頭で合わせて試合を振り出しに戻す。

結局、試合は90分で決着がつかずPK戦へ。マンチェスター・シティが5人全員成功させたのに対し、セビージャは5人目のネマニャ・グデリのキックがクロスバーに弾かれ、マンチェスター・シティが戴冠を果たした。

昨季の“トレブル”に続き、マンチェスター・シティはさっそく今季の“1冠目”を果たしたことになるが、これによりタイトルにまつわるいくつかの記録が生まれている。

まずはこの試合で終盤の85分にピッチに入ったFWフリアン・アルバレスについて。アルバレスはアルゼンチン代表として昨年のカタール・ワールドカップに出場し、優勝を果たしている(2022年12月18日)。以降、マンチェスター・シティの選手としてプレミアリーグ(優勝決定は2023年5月20日)、FAカップ(2023年6月3日)、チャンピオンズリーグ(2023年6月10日)の制覇を経験。そこに今回のUEFAスーパーカップ(2023年8月16日)を加え、実に241日間で5つのトロフィーを手にしたことになる。

そして、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督について。今回のUEFAスーパーカップ制覇により、グアルディオラはバルセロナ、バイエルン、マンチェスター・シティと異なる3つのクラブでUEFAスーパーカップを制した初めての監督となった。

また、これによりグアルディオラがマンチェスター・シティで獲得したタイトルは計15個(プレミアリーグ5回、FAカップ2回、リーグカップ4回、コミュニティ・シールド2回、CL1回、UEFAスーパーカップ1回)となり、バルセロナ時代の14個(ラ・リーガ3回、コパ・デル・レイ2回、スーペルコパ・デ・エスパーニャ3回、CL2回、UEFAスーパーカップ2回、FIFAクラブワールドカップ2回)を上回ることになった。

まさに絶頂期にあるマンチェスター・シティは、今シーズンのうちにいくつのタイトルを加えることになるのだろうか。

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