レアル・マドリード、クルトワの代役としてケパをレンタルで獲得

写真:レアル・マドリードへのレンタルでの加入が決まったケパ

レアル・マドリードは8月14日、チェルシーからスペイン代表GKケパ・アリサバラガを1年間の期限付き移籍で獲得することをクラブ公式サイトなどで発表した。契約期間は2024年6月30日までとなる。

レアル・マドリードでは不動の守護神であるベルギー代表GKティボー・クルトワが2023-24シーズンのラ・リーガ開幕直前のトレーニングで左ヒザを負傷。検査の結果、左ヒザ前十字靭帯の断裂という診断が下され、シーズン中の復帰が難しい状態となった。

開幕戦となった8月12日のアスレティック・ビルバオ戦ではウクライナ代表GKアンドリー・ルニンがゴールマウスを守ったものの、レアル・マドリードのコーチングスタッフは彼に全幅の信頼を寄せているわけではなく、早急に経験豊富なGKの確保に動いていた。

マンチェスター・ユナイテッドを退団し無所属になっている元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアやパリ・サンジェルマンで構想外となっているコスタリカ代表GKケイロル・ナバスなどの名前が取り沙汰される中、ケパの期限付き移籍の噂が浮上。チェルシーは8月13日にプレミアリーグ開幕戦のリヴァプール戦に臨んだが、この試合ではブライトンから獲得したスペイン代表GKロベルト・サンチェスが先発出場。ケパはメンバーから外れていたため、レアル・マドリード移籍が濃厚と見られていた。

ケパはチェルシーで5シーズンを過ごし、UEFAチャンピオンズリーグやクラブW杯制覇などに貢献。2022-23シーズンは公式戦通算39試合に出場し、2022年10月のアストンヴィラ戦で見せたスーパーセーブ3連発により、同シーズンのプレミアリーグにおける最優秀セーブ賞も受賞している。8月15日(火)にレアル・マドリードのクラブ施設でプレゼンテーションと記者会見に臨む予定となっている。

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