バルサの“至宝”とも呼ばれたアンス・ファティが退団を決意か、チャビ監督の構想外を実感

[写真:Getty Images]

かつてはラ・マシアの至宝とも言われたスペイン代表FWアンス・ファティ(20)だが、やはりバルセロナを退団することになるようだ。スペイン『アス』が伝えた。

日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)ともカンテラ時代から関係があり、バルセロナが育てた逸材として知られたファてぃ。2020年9月にファーストチームに昇格し、現在はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテウr・マイアミ)から引き継いだ背番号「10」を背負っている。

数々の逸材を生み出したラ・マシアの中でも大きな期待が寄せられており、これまで110試合で29ゴール10アシストを記録。しかし、近年はケガやパフォーマンスの低下で出番を減らしている。

特に、昨シーズン就任したラ・マシアの先輩でもあるチャビ・エルナンデス監督はファティを重要視しておらず、退団を薦めることもあったが、ファティはバルサでのプレーを望んでいた。

しかし、プレシーズンマッチでも重要視されず、ラ・リーガの開幕戦も11分間の出場に終わるなどし、改めて自分の置かれている状況が望ましいものではないと実感したとのことだ。

『アス』によれば、自分の立ち位置をハッキリと理解したファティは、移籍先を見つけるように代理人に対して求めたとのこと。その才能は高く評価されており、プレミアリーグから多くの関心があるようで、トッテナムやアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドなどの名前もあるという。

© 株式会社シーソーゲーム