全国的に残暑厳しい 熱中症の危険性高い状態続く 気象庁1か月予報

 

 気象庁は17日(木)、向こう1か月(8/19~9/18)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。特に、北・東・西日本は、9月初めにかけて気温がかなり高くなる所が多くなりそうだ。

 向こう1か月の降水量、日照時間ともに、全国的にほぼ平年並みの予想だが、2週目(8/26~9/1)の西日本の太平洋側と沖縄・奄美は、湿った空気の影響を受けやすいため、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。

高温に関する早期天候情報

 北~西日本は向こう2週間も、暖かい空気に覆われるため、気温の高い日が多い見込み。とくに、北・東日本、近畿、中国は23日(水)ごろから、九州北部(山口県を含む)は25日(金)ごろからの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は、「高温に関する早期天候情報」を発表し、熱中症など健康管理に注意するよう呼びかけている。農作物や家畜の管理にも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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