北朝鮮ICBM発射準備か 日米韓会談対抗と情報機関

北朝鮮の軍事パレードに登場したICBM「火星18」=7月、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【ソウル共同】韓国の情報機関、国家情報院は17日、北朝鮮が18日の日米韓首脳会談や21~31日の米韓合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(自由の盾)」に対抗し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射などの軍事的示威を準備しているとの分析を示した。

 国会情報委員会で報告し、出席した議員が記者団に明らかにした。

 報告によると、北朝鮮の首都平壌郊外の山陰洞付近でICBM発射に絡む車両の動きが活発化しているほか、液体燃料の工場でも関連物質の頻繁な搬出が確認された。固体燃料ミサイルの製造施設でも活発な車両の動きが見られ、核弾頭を搭載できるミサイルの発射実験などが想定されるとした。

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