風鈴の道、緑の参道に響き渡る235個 丹波・高源寺で「風鈴まつり」

緑の参道で風に揺れる風鈴=丹波市青垣町桧倉、高源寺

 緑深まる古刹を涼やかな音色で彩る「風鈴まつり」が、兵庫県丹波市青垣町桧倉の高源寺で開かれている。参道に235個の風鈴がつるされ、軽やかな音が観光客らにひとときの癒やしを届けている。

 檀家有志らが10年ほど前から始めた取り組み。同寺は紅葉の名所として知られるが、木立が深々と茂る夏の境内も美しく、広く知ってもらおうと、毎年開催している。

 参拝者を迎える「惣門」から50メートルほどの間に、参道をまたぐように竹が架けられ、風鈴が飾られている。南部鉄器やガラスなど風鈴の種類はさまざまで、風が抜けると多彩な音が緑のトンネルに響き渡っていた。

 27日まで。拝観料は大人300円、小中学生100円。午前8時~午後4時半(最終日は午前に風鈴を取り外す)。高源寺TEL0795.87.5081 (秋山亮太)

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