秋篠宮妃紀子さまは17日、東京都港区の明治記念館を訪れ、出産や育児で研究の中断を余儀なくされた後、日本学術振興会の支援を得て復帰した特別研究員の交流会に出席された。紀子さまは名誉特別研究員を務めている。参加者によると、懇談の席では「託児などを利用しながら研究(と育児)を両立してくださいね」と声をかけていた。
特別研究員が自身の体験を語る場もあり、紀子さまはメモを取りつつ耳を傾けた。静岡大の白井千晶教授(家族社会学)は両立経験を基に本を執筆し、研究領域が広がったと話した。支援制度は2006年度に創設され、紀子さまは交流会にほぼ毎年足を運んでいる。