16日は静岡県内に降った大雨の影響で大きく混乱した東海道新幹線。17日も一時、運転を見合わせダイヤが大きく乱れました。なぜ新幹線の混乱は続いているのでしょうか。
(記者)
「こちらJR静岡駅です。きのうの大雨の影響で、新幹線には、上下線ともに大幅な遅れが出ていて、改札前は、多くの人で混雑しています」
17日朝も静岡駅には時刻表を確認する人や、駅員から遅延証明書を受け取る人などで混雑しました。
JR東海によりますと、東海道新幹線は16日の大雨でダイヤが大幅に乱れた影響で、17日も始発から遅れや運休が発生し、午前7時20分頃からは浜松~新大阪の上下線で運転を見合わせました。午前8時半過ぎには全線で運転が再開されたものの、一時、最大で約2時間の遅れが発生しました。
(利用客)
「お盆休みがきのうまでで、きょうから出勤、でもこういう時なのでしょうがないですね」「移動を明日にするというのも頭にある」
新幹線の運転見合わせや‟運休”は、これで3日連続。混乱は、浜松駅でも起きていました。
(大阪に旅行に行く人)
「(指定席を買った)新幹線がまだ東京を発車していないので、ここで待とうか改札の中で待とうか悩んでいる。ちょっと覚悟はしていましたが」
(利用客)
「もともと金沢へ旅行だったけど、ずらして横浜に変えて、2時間以上の遅れが発生しているので…いつ乗れるかわからない」「午前中に横浜に着く予定だったけど、午後になってしまう」
最大で2時間の遅れは、徐々に解消に向かっています。
大雨が降っていないのになぜ、新幹線は17日も“遅れ”が発生したのでしょうか。
東海道新幹線は、16日午後2時過ぎに全線で運転を再開しましたが、大幅に遅れが出て、5時間半以上遅れる列車もありました。
17日の東京駅と新大阪駅の始発は午前6時だったのですが、16日最後の列車が東京駅に到着したのが、17日の午前5時40分ごろ。新大阪駅にいたっては、午前6時半に到着しました。
そのため始発電車の準備が間に合わず、午前7時22分から、上りは山陽新幹線の区間を合わせた博多から浜松間、下りは浜松から新大阪間で運転見合わせとなりました。
その後、準備が整い、午前8時33分に全線で運転を再開しましたが、ダイヤの乱れが続いたということです。