自民安倍派 塩谷立氏が「座長」就任 事実上の派閥代表 新たな意思決定機関も設置

自民党の最大派閥・安倍派は、安倍元総理が死去してから会長不在となっていた今後の体制をめぐり、8月17日、総会を開きました。会長は当面置かず、静岡8区が選挙区の塩谷立会長代理が、「座長」に就くことが決まりました。

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安倍派の総会では、塩谷立会長代理が新たな会長を当面置かずに、自らが「座長」に就任する案を提示し、全会一致で了承されました。

<安倍派 塩谷立会長代理>
「しっかり運営できる体制で、ということですから、基本的には大方賛同していただいたと思ってます。そういう人(会長となる人)ができるだけ早く出てきてほしいという期待はあります」

事実上、塩谷議員が派閥の代表となり、安倍元総理死去から1年余りを経て決着した形です。

また、派閥の最高意思決定機関である「常任幹事会」を新たに設置することも了承され、松野官房長官や萩生田政調会長ら有力議員5人のいわゆる「5人衆」が入るものとみられます。

塩谷議員は静岡8区が選挙区で、前回の衆院選では小選挙区で敗れ、比例東海ブロックで復活当選しています。

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