交流通じ、平和の架け橋に ジャパンテント開幕

ジャパンテントの開幕を祝い、笑顔を見せる留学生=北國新聞赤羽ホール

  ●金沢で歓迎式典

 「第36回JAPAN TENT―世界留学生交流・いしかわ2023」(同開催委員会主催、北國新聞社特別協力)は17日、開幕した。金沢市の北國新聞赤羽ホールで歓迎式典が行われ、参加者が人種や言語を超えて出会い、交流を通じて平和の架け橋となることを誓い合った。19日までの3日間、4年ぶりとなるホームステイや文化体験を繰り広げる。

 式典では、ホスト家族代表の飯田千香子さん(44)=金沢市=が「心に残る思い出を作りましょう」と呼び掛け、留学生代表のペレス・ラウラさん(27)=キューバ出身、横浜国立大=が「いろいろな街の魅力を経験する素晴らしい機会になる」と期待を込めた。

 主催者を代表して開催委総裁の馳浩知事、同会長の砂塚隆広北國新聞社社長があいさつし、副総裁で石川県市長会長の村山卓金沢市長が歓迎の言葉を述べた。

 終了後、留学生は11市のホストファミリーの元へ移動した。18日は各市で体験プログラム、19日は北國新聞20階ホールでフォーラムとさよならセレモニーが行われる。

 式典には来賓として外務省大臣官房人物交流室の市川真之主査、文部科学省高等教育局参事官(国際担当)付留学生交流室の髙木歩室長補佐、開催委副総裁の焼田宏明県議会議長、同副会長の北野喜樹県教育長、野口弘金沢市教育長、同実行委員長の竹内政則県観光戦略推進部長が出席した。

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