遠藤航はリヴァプール移籍寸前。シュトゥットガルトが認める「競技面では喜ばしくない」

昨日報じられた日本代表MF遠藤航のリヴァプール移籍説。ファブリツィオ・ロマーノ氏が情報を伝えてから急速に広がり、すでに手続きはメディカルチェックのみになっていることが判明した。

移籍金は1600万ポンド(およそ29.4億円)以上になると推定されており、ファビーニョとジョーダン・ヘンダーソンを失った中盤に組み込まれると予想される。

メディカルチェックは木曜日にイングランドで行われたとのことで、その結果次第で数日中に契約がまとめられるという。

『Liverpool Echo』によれば、シュトゥットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督は木曜午後の記者会見で以下のように話していたとのこと。

セバスティアン・ヘーネス

「遠藤航はクラブから移籍交渉を行うための許可を得ている。

彼はすでにメディカルチェックのためイングランドへと飛んでいて、今日はトレーニングに参加していなかった。

30歳になった今、彼はイングランド・プレミアリーグのリヴァプールに加入するチャンスを得た。それは彼の夢でもあった。

クラブの立場からすれば、我々は経済的にとても良い取り引きについて話すことになる。スポーツ面で言えば興奮できるものではないがね。遠藤航は選手としても人間としても重要な存在で、キャプテンでもあった。

彼がいた間、我々はブンデスリーガを102試合戦った。そのうち99試合に彼が出場し、そして重要な瞬間にはいつもそこにいた。

しかし、私はそれによって嘆き悲しむことはない。スポーツ面で言えば彼がいなくなることは残念だが、短期的にはその埋め合わせはできる。内部でこの問題を解決できる可能性がある。長期的にはその後任を探さなければならない」

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今夏のマーケットでリヴァプールはモイセス・カイセドとロメオ・ラヴィアの獲得に失敗しており、ボランチの新戦力を加えられずにいた。

そこでようやく遠藤航の獲得に漕ぎ着けたといわれるが、さらにリヴァプールはソフィアン・アムラバトやシェイク・ドゥクレにも接近していると伝えられており、さらなる補強があると予想されている。

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