リヴァプール移籍間近の遠藤航は「悪い状況を楽しめるほどタフ」。内田篤人が語る彼の強みとは

毎週木曜日に『DAZN』で放送されているプログラム「内田篤人のFOOTBALL TIME」。

今回は夏休み真っ只中ということもあってかゲストは不在で、MCを務めている内田篤人が各リーグの日本人選手についてトークを繰り広げた。

そしてドイツ・ブンデスリーガの話になると、開幕前に行われるDFBポカール(カップ戦)1回戦について内田篤人は以下のように話していた。

内田「遠藤選手はもちろんいつもいいプレーをしているんだけど、映像として残りにくいんだよね。相手を潰すとかさ。

今回はゴールを決めてさすがですわと思ったし、このような下部リーグのクラブが使っているグラウンドはピッチが悪いんだよね。

芝生が長かったり、ボコボコだったりする。お尻や腰に負担が大きいの。そこでタフにやれるし、楽しめてると思うんだよね」

野村アナ「DFBポカールは下位クラブのホームスタジアムでやるんですよね」

内田「そう、それがいいんですよね。ドイツにいたときに僕も思ってた。ポカールは日本で言えば天皇杯。その1回戦をシーズン開幕前に入れる。

相手は4部や5部、あるいは9部のところに行くと、お客さんがめちゃめちゃ入る。すると相手のクラブにお金が入って助かる。そういう決まりがあるのは本当にいいと思う。

そして意外に頑張るんですよ。子どもがお父さんを見るわけだからね。そりゃ頑張るよ。1~2点入ったらガタガタ行くけど。だから結構戦い方も難しい」

DFBポカールの1回戦でいきなりゴールを決めた遠藤航。下部リーグのクラブが使うピッチは状態が悪いことが多いものの、その過酷な状況の中でもタフにやれるのが彼の強みだという。確かに開幕やプレーオフなど、メンタル的に厳しい状況でこそ活躍する印象も…。

【関連記事】ありがとう!「日本人選手を育てた欧州クラブ」10選

今夏はリヴァプールへの移籍がほぼ決定したと言われており、そのタフさをイングランド・プレミアリーグでも発揮することができるかどうか、期待して見ていきたいところだ。

© 株式会社ファッションニュース通信社