全日本中学生ソフト・男子 長崎KSCが5年ぶりV MVPに阿比留陽矢

5年ぶりの日本一に輝いた男子の長崎KSC

 ソフトボールの第23回全日本中学生男女大会は11~13日、大阪市のセレッソスポーツパーク舞洲で行われ、長崎県勢は男子の長崎KSCが決勝で大阪グローバルジュニアに2-1で延長サヨナラ勝ちし、5年ぶり7度目の優勝を飾った。女子の諫早シャイニングガールズも16強と健闘した。
 男子21、女子41チームが出場。それぞれトーナメントで競った。

男子MVPに輝いた長崎KSCの阿比留陽矢=セレッソスポーツパーク舞洲

 男子の長崎KSCは1、2回戦で計39得点と打線が爆発。準々決勝と準決勝は双子バッテリーの阿比留陽矢と阿比留陽斗らを中心に2試合連続無失点で勝ち抜いた。決勝は1-1の八回から無死二塁制の延長タイブレークに突入。八回は互いに無得点で、九回2死三塁から内野ゴロが敵失を誘って決勝点を奪った。阿比留陽矢は最優秀選手(MVP)に輝いた。

 女子の諫早シャイニングガールズは2勝した後の3回戦でハッピーフレンズ(愛知)に1-4で惜敗。決勝はレオネッサカリーナSC(千葉)が大垣ミナモジュニア(岐阜)を4-0で下して初の頂点に立った。
 男子は全日本小学生大会のSAIKAI、インターハイの島原工高に続いて各世代で県勢が夏の日本一を達成。長崎KSCの川﨑智晃監督は「勝因は投手を含めた守備。他県の監督からも『かつては高知がソフトボール王国だと言われていたけれど、今は長崎だね』と随分と言われた。選手たちには高校でも頑張ってほしい」と話した。

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