青森県内コロナ感染者、4週連続増 前週の1.21倍

 青森県は17日、直近1週間(7~13日)に内科・小児科の県内定点医療機関60カ所から報告があった新型コロナウイルスの感染者数が、前週比1.21倍の991人、1定点当たり16.52人だったと発表した。前週の感染者数は817人、1定点当たり13.62人だった。7月半ばの週(7月17~23日)から、4週連続で感染者数が増加している。

 保健所管内別の6地域のうち、4地域で感染者数が前週より増えた。このうち、青森市・東地方の1定点当たり感染者数は前週の2倍近くの24.25人(前週比11.92人増)となり、他地域に比べ増加が目立った。弘前は10.31人(同2.31人増)、八戸市・三戸地方は18.92人(同0.77人増)、五所川原は13.86人(同1.57人増)だった。

 上十三は16.22人(同1.45人減)、むつは12.83人(同1.17人減)で、この2地域は前週から感染者数が減少した。

 全県の感染者数は、増加が始まった7月半ばの週(7月17~23日)の5.83人から、およそ1カ月で2.8倍に増えた。前週比の伸び率1.21倍は、ここ数週間の伸び率1.4~1.6倍台に比べると小さい。ただ、直近の週は祝日を含み、休診の医療機関からの患者報告が少なかった可能性もあるとして、県は「引き続き拡大傾向にある」との認識を示す。

 県によると、新型コロナの入院患者数は150人を超える水準が続いている。担当者は「必要な人が入院できる対応は維持している」と話した。

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