お盆のJR利用、前年比37%増 コロナ禍前84%、台風影響も

お盆の帰省ラッシュで混雑するJR新大阪駅の新幹線ホーム=11日

 JR旅客6社は18日、お盆期間(10~17日)に新幹線と在来線特急などの主要線区を利用した人数が、前年比137%の935万5千人だったと発表した。コロナ禍前の2018年比では84%だった。

 台風7号の影響で、15日に東海道・山陽新幹線が一部で計画運休し、16日と17日も一時運転を見合わせるなど、各地でダイヤが乱れた。JR東日本の担当者は「前年より回復してきたが、台風の影響で出控えもあったのではないか」と分析した。

 JR各社によると、各新幹線の利用実績は前年比で北海道160%、東北147%、秋田156%、山形162%、上越140%、北陸(JR東日本区間)139%、北陸(JR西日本区間)146%、東海道125%、山陽131%、九州153%。18年比では84~93%だった。東海道は16日に大幅なダイヤ乱れがあり、一部で未集計。

 JR東日本によると、首都圏主要駅の定期券以外での利用者数は、いずれも前年比で東京が137%の128万人、東京ディズニーリゾートの最寄りの舞浜が120%の31万人だった。

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