サンマ豊漁願い、いざ出航 大船渡市魚市場で出船式

家族や市民に見送られて出港する三笠丸船団

 大船渡市大船渡町の市魚市場で17日、サンマ船出船式が行われた。同市の鎌田水産(鎌田仁社長)所有の大型サンマ船6隻による「三笠丸船団」が漁場へ出港し、家族や市民らが豊漁を願った。

 渕上清市長が乗組員らを激励。色とりどりの紙テープを持った家族や市民らは大漁旗を掲げた船を手を振りながら見送った。旅行途中に立ち寄った東京大大学院2年のクラフト・マーティンさん(24)は「見送る姿に感動した。長い期間、漁に出ると聞いたので無事に戻ってきてほしい」と願った。

 同市の蛸ノ浦漁港周辺で27日に開催する「初さんまうにアワビ帆立かきホヤわかめ祭」(未来蛸ノ浦実行委主催)で初物のサンマを振る舞う予定。

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