「ボーイズリーグ鶴岡一人記念大会」呉市で開幕

かつて南海ホークスを常勝軍団に育て上げた鶴岡一人さんは呉市が生んだプロ野球の名監督です。その鶴岡さんの名前が冠についた少年野球の全国大会が18日から始まりました。

呉市で開幕した「ボーイズリーグ鶴岡一人記念大会」。開会式には中学生の男女と小学生の3部門に出場する17チーム・320人の選手たちが元気よく入場行進しました。

■中学生の部(男子)広島選抜 山根優心雅 主将

「最後の1球まで全力でプレーすることを誓います」

球場に隣接する建物にある記念ギャラリー。「親分」などの愛称で親しまれた鶴岡一人さんの功績を振り返る貴重な資料などが展示されています。呉市出身の鶴岡さんは南海ホークスの監督としてプロ野球史上最多の通算1773勝をマーク。チームを11度のリーグ優勝と2度の日本一に導き、退団後はボーイズリーグを運営する「日本少年野球連盟」の会長などを務めました。

硬式ボールを使うボーイズリーグは現役のおよそ250人を含む多くのプロ野球選手を輩出。ダルビッシュ有投手や前田健太投手らメジャーリーガーも誕生しています。カープで活躍する小園海斗選手もその一人です。中学時代には関西選抜の一員として鶴岡一人記念大会にも出場し準優勝。後輩たちにエールを送ります。

■カープ 小園海斗選手

「僕はボーイズの鶴岡大会は優勝できなかったんですけど、すごい選手たちもいっぱいいると思うのでそういう選手に負けないようにって思いながら一人一人やってほしいなと思います」

大会は19日までの2日間で、最終日はそれぞれの部門で決勝トーナメントが行われます。

《2023年8月18日》

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