「自民党に代わる政権を」 前原誠司氏、国民民主党代表選へ京都で決起集会

代表選勝利に向けて意気込みを語る前原氏(18日、京都市中京区)

 国民民主党の代表選(21日告示、9月2日投開票)に立候補を表明した前原誠司代表代行(衆院京都2区)の決起集会が18日夜、京都市中京区で開かれた。党国会議員や地方議員、前原氏の後援会関係者ら約350人が集い、「日本全体の政治を変える選挙になる」と訴えた。

 前原氏の後援会と、同氏を支援する地方議員らによる有志の会の主催。前原氏は「自民党に代わる政権をつくるのが今の野党の役割だ」と述べ、「国民民主党の代表選だとは思っていない。これを契機に日本の政治に緊張感を持たせ、違う選択肢を作っていきたい」と強調し、非自民非共産で結束して自民に対抗する必要性を改めて示した。集会後、報道機関の取材に「代表になれば、(立憲民主党の)泉健太代表や(日本維新の会の)馬場伸幸代表と、胸襟を開いて話をしたい」と語った。

 集会には国民民主党顧問の川端達夫元衆院副議長も出席した。川端氏は「国民民主党がどうあるべきか。自民党の反対の立場に立つのか、半分自民でやるのか。党だけでなく、日本の未来を前原さんに託したい」と結束を呼びかけた。

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