華やか時代絵巻 のへじ祇園まつり山車運行 青森県野辺地町

最優秀賞を獲得した新道組祭典部の山車「日蓮と蒙古大襲来」

 北前船によって伝えられたとされ、藩政時代の栄華を伝える青森県野辺地町の「のへじ祇園まつり」は2日目の18日、メインイベントの山車合同運行を行った。人形を載せたきらびやかな山車が町中心部で華やかな時代絵巻を繰り広げ、野辺地の街並みを彩った。

 7台の山車が野辺地駅前広場に集結し、祇園ばやしや神楽の共演で祭りムードを盛り上げた後、浜町組祭典部の「宝船」を先頭に、6台の山車が同広場を出発。太鼓や笛、手びらがねの演奏に合わせ、子どもたちが「よいやさ、よいやさ」の元気なかけ声を響かせながら、野辺地八幡宮までの約2キロのコースをゆっくりと進んだ。

 山車の1階では、小太鼓をたたく天女姿の少女たちと笛、三味線の奏者が祇園ばやしを優雅な音色で奏でた。山車審査では最優秀賞に新道組祭典部の「日蓮と蒙古大襲来」が選ばれた。

 その他の受賞団体は次の通り。

 ▽優秀賞 駅前組▽秀作 馬門組▽特別賞 下袋町組

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