朝乃山、巡業復帰 27日氷見場所

新幹線に乗り込む朝乃山(左)と北の若(日本相撲協会提供)

  ●19日から

 大相撲の元大関朝乃山(富山市呉羽町出身、富山商高OB、高砂部屋)が19日から夏巡業に復帰する。朝乃山は18日、長岡市で開かれる長岡場所に参加するため、新幹線に乗り込み、新潟県入りした。名古屋場所で負傷した左腕の状態が懸念されたが、治療に努め、地元で行われる巡業に間に合った。

 朝乃山は「左上腕二頭筋部分断裂で約3週間の休養を要する」と診断され、今月2日の東京都立川市での巡業から休場した。治療を優先し、久しぶりとなる富山県内での巡業に向けて調整を進めてきた。

 夏巡業は残り5会場で、26日は金沢市総合体育館で金沢場所(北國新聞社主催)、27日は氷見市ふれあいスポーツセンターで氷見場所(富山新聞社、北國新聞社主催)が行われる。19日は長岡市、20日は栃木県、25日は黒部市。朝乃山はすべてに参加する見通しだ。

 18日は長岡場所への移動日となり、朝乃山や、休場していた関脇大栄翔、十両北の若ら多くの力士がそろって乗り込む「相撲列車」で新潟に向かった。

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