猫のご飯は『夏』が特に危険!3つの理由と注意すべきこと

1.フードが傷みやすい

ご飯を一度に食べず、時間をおいてちょこちょこ食べにくるという猫もいると思いますが、暑い時季はフードを長時間そのままにしておくと傷みやすいので危険です。唾液のついた食べかけのフードは雑菌が繁殖しやすくなっています。

特にウェットフードは傷みやすいので、すぐに食べきらなかったら処分した方が安心です。一度に食べられない場合は、食事の量を減らして回数を増やすなど工夫してみましょう。

また、フードの保管場所にも注意が必要です。フードは直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。開封したものはしっかり密閉して保管して下さいね。

冷蔵庫なら安心な気がしますが、冷蔵庫に入れると結露が発生してカビが生えてしまうことがあるためおすすめできません。ただし、ウェットフードの場合は密閉容器に入れて冷蔵庫で保管しましょう。その場合も早めに食べきるようにして下さい。

2.食器に雑菌が繁殖しやすい

フードだけでなく、使用している食器にも猫の唾液や食べ残しが付着しています。雑菌が繁殖しやすくなっているため、きれいに見えても、毎回きれいに洗っておきましょう。

飲み水も常に新鮮なものを与えるのはもちろん、飲み水の容器もこまめに洗って下さいね。自動給水器を使用している場合も内側にカビが生えることがあるため、定期的にお手入れが必要です。

目に見える変化が無くても、触ってみるとぬめりなどがある可能性もあります。しっかりと触って、清潔かどうか確認してあげてください。

3.猫の食欲が落ちやすい

暑くなると猫も食欲が落ちます。食欲がなくても少しずつ食べられればそれほど心配はありません。いつものドライフードをあまり食べないようならウエットフードなど食べやすいものを与えてもいいでしょう。ウエットフードなら水分も摂取できるので、夏場の食欲が落ちている時におすすめです。

ただし、普段の食事より多く与える必要はありません。夏場は活動量が低下するため食事の量を増やすとカロリーオーバーになってしまいます。

飲み水は冷たい方がおいしいのではと氷を入れることもあるかもしれませんが、飲み水の温度の好みは個体差があります。それより新鮮な水を複数個所に用意しておき、いつでも水が飲めるようにしておきましょう。

夏のご飯の注意点

夏は猫のご飯の与え方や管理に気をつけないと食中毒を起こしてしまいます。置き餌はせず、食べなかったフードは早めに片づけましょう。

フードの保管場所に気をつけていても、一度開封したフードは時間がたつと品質が劣化します。夏場は大容量のキャットフードではなく、小袋あるいは小分けになっているものを選ぶといいでしょう。

それでも念のため、与える際は、においに変化はないか、カビが生えていないかなど確認して下さいね。

まとめ

猛暑が続くと、猫も夏バテになります。体力をつけるためにご飯はしっかり食べてほしいところですが、ご飯の与え方や管理には注意が必要です。

いつものご飯で食中毒を起こしてしまったら、かわいそうですよね。清潔な食器で新鮮なご飯が食べられるようにしましょう。

暑さで食欲が落ちることがありますが、暑い時期と病気による変化が重なっただけかもしれません。ご飯をまったく食べようとしない、元気がないなど様子がおかしいと感じたら動物病院で診てもらって下さいね。

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