台風で…辺野古「N2」「K8」護岸も一部崩落 「K9」に続き サンゴ影響「確認されていない」 沖縄防衛局

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古移設に伴う新基地建設で、土砂陸揚げに使用される「K9護岸」の一部崩落を巡り、沖縄防衛局は18日、本紙取材に対し、N2護岸とK8護岸についても一部が崩れていたことを明らかにした。K9護岸を含め、いずれも台風6号の影響で石材が崩れ、現在は復旧作業を行っているという。

 防衛局はK9護岸の崩落による海底のサンゴへの影響について「崩れた石材による影響は確認されていない」とした。埋め立て作業などへの影響については「護岸の復旧作業が完了次第、揚土作業(土砂を船から陸に上げる作業)を再開する予定だ。(再開時期は)気象などの関係もあるため、いつになるかは分からない」と答えた。

 K9護岸では18日、複数の重機が砂利などを積み上げ、復旧作業を実施している様子が確認できた。

(武井悠)

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