ラツィオがロリス獲得を断念 プランBはサッリ監督の教え子か

[写真:Getty Images]

ラツィオと元フランス代表GKウーゴ・ロリス(36)の契約交渉が不調に終わるようだ。

今夏のトッテナム退団が確実視されてきたロリス。契約は2024年6月まで残しているものの、トッテナムは長年の功労者であるチームリーダーの放出に移籍金を要求していないとされ、ラツィオとしては条件面さえ合意できれば獲得できた格好だ。

一時は2年契約で合意間近とも伝えられたが、イタリア『カルチョメルカート』によると、両者が契約を結ぶ見込みはほぼ消滅。現守護神であるイタリア代表GKイバン・プロベデルの2倍以上となる年俸をロリス側に提示したと伝えられるラツィオだが、ロリス側の要求額とは開きがあるという。

また、ロリスは正GKの座が確約されないことを理解し、ラツィオからのオファーを断ったとも。いずれにせよ交渉が再開される可能性は極めて低くなっているようだ。

これを受け、ラツィオはサレルニターナのベンチを温めるイタリア人GKルイジ・セペ(32)をリストアップ。セペは元フランス代表GKブノワ・コスティル(36)の加入に伴って今夏中の退団が予想されており、ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督にとってはナポリ時代の教え子でもある。

すでにロリス獲得の可能性はほぼ消滅しているようで、セペとも接触済み。数日中に新たなGKとして迎える可能性が高いのはロリスではなくセペとのことだ。

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