犬を多頭飼いをする適切なタイミングはある?先住犬の年齢や性格をしっかりと考慮して

犬を多頭飼いをする適切なタイミング

犬を多頭飼いしようと思う飼い主さんは少なくありません。しかし、多頭飼いを始めるにはどのようなタイミングがベストなのでしょうか。

先輩犬の問題行動が改善された時

先輩犬の問題行動が改善された時が、犬を多頭飼いをする適切なタイミングです。

先輩犬の問題行動があるまま2匹目を迎えると、2匹目の犬に悪影響を及ぼすことがあります。後輩犬は先輩犬の行動を見て学ぶため、良い行動も悪い行動も真似をしてしまうのです。

トイレ以外の場所で排泄をしてしまったり、家具を噛んで破壊してしまったり、後輩犬に真似をしてほしくない問題行動が先住犬にある場合は、まだ多頭飼いをするタイミングではない、と考えた方がよいでしょう。

先住犬が他の犬と仲良くできるようになった時

先住犬が他の犬と仲良くできるようになった時が、犬を多頭飼いをする適切なタイミングです。

多頭飼いすれば他の犬と仲良くできるかも…と考えるのが飼い主です。しかし、他の犬と仲良くできない先住犬にとって、2匹目の犬がストレスの原因になってしまうことがあります。

子犬の頃は他の犬と仲良くできたけれど、成犬になってから他の犬を避けるようになった、ということがよくあります。他の犬とお付き合いをする中で、何か嫌な経験や怖い経験をしてしまったのかもしれません。

他の犬に対して、唸る・吠える・飛びかかる・逃げるなどする時は、まだ多頭飼いをするタイミングではない、と考えるとよいでしょう。

先住犬に介護が必要になる前

先住犬に介護が必要になる前が、犬を多頭飼いをする適切なタイミングです。

子犬のお世話って大変ですよね。同じくらい、もしくはそれ以上に老犬お世話は大変です。一時も目を離すことができず、仕事を辞めてお世話をする飼い主もいらっしゃるほどです。

先住犬の介護で大変な時に子犬を迎えてしまうと、どちらかのお世話が疎かになってしまいやすいです。飼い主の体力的にもつらくなってしまいます。

2匹目を迎えるのであれば、先住犬の介護が必要になる前に、子犬のお世話が十分にできる時がよいでしょう。

飼い主の経済状況が安定した時

飼い主の経済状況が安定した時が、犬を多頭飼いをする適切なタイミングです。

犬が増えれば、犬にかかる食費や生活費や医療費も増えます。2倍とは限りません。体の大きさによっては、3倍にも4倍にもなることがあります。怪我や病気をすれば、高額な医療費がかかる場合もあります。

安定しない経済状況の中で多頭飼いをしてしまうと、犬それぞれに適切な食事や医療を与えることができなくなってしまうかもしれません。飼い主の生活を圧迫してしまうこともあります。

飼い主の経済状況が不安定な時、犬を十分に養っていく余裕がない時は、まだ多頭飼いをするタイミングではない、と考えた方がよいでしょう。

家族の協力が得られるようになった時

家族の協力が得られるようになった時が、犬を多頭飼いをする適切なタイミングです。

赤ちゃんや幼い子供がいる場合、犬のお世話が疎かになってしまったり、犬に寂しい思いをさせてしまったりすることがあります。

赤ちゃんや子供のお世話に加えて、数匹の犬のお世話をすることは本当に大変なことです。今日はお散歩に連れて行ってあげられない…ということも増えるでしょう。

子供が小学生の中学年~高学年になった時、犬のお世話も十分にできるようになると思います。お散歩も任せられるのではないでしょうか。

自分だけが犬のお世話をする状況である時は、まだ多頭飼いをするタイミングではない、と考えるとよいでしょう。

まとめ

犬を多頭飼いをする適切なタイミングを5つ解説しました。

  • 先輩犬の問題行動が改善された時
  • 先住犬が他の犬と仲良くできるようになった時
  • 先住犬に介護が必要になる前
  • 飼い主の経済状況が安定した時
  • 家族の協力が得られるようになった時

我が家も多頭飼いですが、犬2匹が同じ年齢なので、(介護が同じタイミングになるのではないか…!?)という不安と心配があります。

やむを得ず多頭飼いになってしまうこともあるかと思いますが、そうではないのであれば、先住犬にとっても後輩犬にとってもよいタイミングで迎えてあげてくださいね。

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