広島・長崎に投下された原爆で亡くなった人を悼み「恒久平和」を願う 栃木県原爆死没者慰霊式

 広島・長崎に投下された原爆で亡くなった人を悼む栃木県原爆死没者慰霊式が、19日に宇都宮市内で開かれました。

 慰霊式は、栃木県総合運動公園憩いの森にある慰霊碑前で行われました。

 この式は県内の原爆犠牲者を悼み「恒久平和」を願うため、栃木県原爆被害者協議会が慰霊碑を建立した1991年から毎年開いていて、今年(2023年)で33回目になります。

 2018年に会員の高齢化に伴い、協議会は解散しましたが、有志が慰霊碑を守る会の設立準備委員会を立ち上げ、その意思を引き継いでいます。

 会の代表を務める森田了介さんは長崎市の出身。父親が78年前に長崎で被ばく。自身も原爆病院で生まれたという経験もあり、今年から代表になりました。

 参列した約80人は原爆によって亡くなった人に黙とうを捧げ、花をたむけました。

© 株式会社とちぎテレビ