足利市名草地区で夏合宿を行っている大相撲陸奥部屋の鶴竜(かくりゅう)親方(元横綱鶴竜)らが17日、市役所に早川尚秀(はやかわなおひで)市長を表敬訪問した。
訪問したのは鶴竜親方や立田山(たつたやま)親方(元前頭筆頭薩洲洋(さっしゅうなだ))、同部屋両毛後援会の永倉貢(ながくらみつぐ)会長(79)ら。
鶴竜親方は足利の印象について「初めてだが、ちょっと暑くてね」と笑顔を見せた。早川市長が「やっぱり体が大きいですね」と水を向けると、「痩せたくて、痩せたくて」と応じた。
同部屋は2008年から同地区で夏合宿を実施してきたが、新型コロナウイルスの影響で昨年までの3年間は中止。4年ぶりとなった今夏は11~20日、名草セミナーハウスに宿泊し、名草ふるさと交流館の土俵で稽古を行っている。
午前8時からの公開稽古には連日、多くの見学者が訪れている。17日は大関の霧島(きりしま)関も参加し、盛況だったという。夏合宿最終日の20日は午前8時から、「力士ふれあいフェスタin名草」が開かれ、子どもたちとの交流やちゃんこ鍋の無料配布などが行われる。