楽しい「益子の特別な夜」 4年ぶり城内坂通りで夜市 食と音楽で盛況

多彩なライブなどで盛り上がった益子夜市

 【益子】日が暮れた通りで食と音楽を楽しむ「益子夜市」が11日、城内坂通りで4年ぶりに開かれ、多くの人々が昼間とは違った益子の夜の雰囲気に浸った。

 約500メートルの区間を薄暮から歩行者天国とすると、歩くのも一苦労なほどの人出でにぎわった。焼き物販売店が営業時間を延長したほか、町内外の飲食店のテントやキッチンカーが並び、出来たての料理や名物グルメ目当てに行列ができた。

 大小5カ所のステージは、ポップスやクラシック、和太鼓、チアダンス、フラメンコといった多様な演奏や歌、パフォーマンスのライブで盛り上がっていた。

 宇都宮市旭1丁目、中学2年市原陽大(いちはらはると)君(13)は「近隣の祭り」を検索して知り、父親の会社員裕彦(ひろひこ)さん(54)ら家族で初めて来た。「いろんなお店があって、夜の特別な感じが楽しいです」と満喫していた。

 運営委員長の大塚達(おおつかさとる)さん(51)は「これまでで一番の人出。みんなに『益子の夏の夜っていいな』と感じてもらいたい」と喜んだ。

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