京都サンガ、札幌に3ゴール快勝 3試合ぶり白星

前半40分、サンガ初ゴールとなるPKを決めるサンガの原(サンガスタジアム京セラ)

 J1京都サンガFCは19日、サンガスタジアム京セラで第24節の札幌戦に臨み、3-0で快勝して連敗を2で止めた。3試合ぶりの白星で、完封勝利はリーグ戦で20試合ぶり。勝ち点を23から26に伸ばしたが、順位は15位で変わらず。

 サンガは三竿が今季リーグ初先発。札幌U-18出身の福田は古巣相手に先発した。サンガU-18出身の18歳、平賀は初めてリーグ戦でベンチ入りした。札幌はサンガU-18出身の駒井が先発出場した。

 サンガは開始30秒、中央を抜け出されたが、GK太田が1対1のシュートを止めてしのいだ。その後は、相手3バックの背後をしつこく狙ってリズムを取り戻した。前半29分、木下に代わって7月に新加入した原がピッチに入ると、同38分、三竿の背後へのロングボールに抜けだし、ペナルティーエリア(PA)内でGKに倒されてPKを獲得。冷静に左へ蹴り込み、今季初得点となる先制点を決めた。サンガは3試合ぶりの得点になった。

 前半終了間際には、原がPA内でハンドの反則を取られてPKを与えたが、ここも太田がストップ。無失点で折り返した。

 後半、3バックに変えて守勢に回ったが、体を張って耐えた。同28分、豊川の右クロスのこぼれ球を、走り込んだ福田が拾って左足ボレーで決めて追加。終了間際にも、途中出場したパトリックのゴールで突き放した。パトリックは、今季10ゴール目となった。

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