明治安田生命J2リーグ第31節は8月19日、全国で9試合が行われ、静岡県勢は3位・清水エスパルスが首位・町田ゼルビアを0-2から逆転勝利し、町田との勝ち点差を8まで詰めました。2位・ジュビロ磐田はヴァンフォーレ甲府を退けましたが、藤枝MYFCは前半の3失点が重くのしかかり、ジェフユナイテッド千葉に敗れました(順位はいずれも暫定)
【写真を見る】This is football !!! 清水が首位町田を撃破!!! 0-2の逆転劇!!! 磐田は“ウノゼロ”で自動昇格圏を死守【J2第31節】
清水エスパルスは、前回対戦で試合終了間際に逆転ゴールを許し、敗れた首位の町田ゼルビアをホームIAIスタジアム日本平に迎えました。清水は前半4分、町田MF高橋大悟(元清水)に、23分にはFWエリキにゴールを許し、苦しい試合展開となります。
しかし、44分FWカルリーニョス ジュニオのゴールで1点差。さらに後半16分、MF乾貴士がハーフウェイライン付近からドリブルを開始し、スルスルと敵陣に侵入するとミドルシュート。ボールは相手に当たると、ふわりと弧を描きながら町田ゴールに吸い込まれ、清水、ついに同点とします。
すると、クライマックスは39分でした。途中出場・MF西澤健太の右サイドからのクロスを頭で合わせたのは、FWチアゴ サンタナ。2022シーズンJ1得点王の約3か月ぶりのゴールが値千金の決勝点となり、見事な逆転勝ち。清水はこれでリーグ戦4連勝。首位町田との勝ち点差を8に縮めました。
【明治安田生命J2リーグ第31節＝IAIスタジアム日本平：17,989人】
清水エスパルス(勝ち点55、3位)3-2町田ゼルビア(勝ち点63、1位)
＜得点者＞
【清】カルリーニョス ジュニオ、乾貴士、チアゴ サンタナ
【町】高橋大悟、エリキ
前節、首位攻防戦で痛い敗戦を喫したジュビロ磐田はアウェーでヴァンフォーレ甲府と対戦。先制したのは磐田。前半終了間際の43分、コーナーキックからFWジャーメイン良が決め、1-0で前半を折り返します。
後半は甲府の猛攻に遭いますが、堅い守備で退け、そのままタイムアップ。この試合の結果いかんでは、自動昇格圏の2位から滑り落ちる可能性もあっただけに、磐田にとっては大きな1勝となりました。
【明治安田生命J2リーグ第31節＝JITリサイクルインクスタジアム：10,571人】
ジュビロ磐田(勝ち点57、2位)1-0ヴァンフォーレ甲府(勝ち点47、9位)
＜得点者＞
【磐】ジャーメイン良
【甲】なし
7月5日以来勝ちのない藤枝MYFCは、アウェーでジェフユナイテッド千葉と対戦。藤枝は前半18分に先制を許すと、36分、45分にも立て続けに失点。0-3で前半を折り返します。
藤枝は後半24分、セットプレーから途中出場のFW矢村健が決めて1-3、36分には矢村を起点に、最後はこちらも途中出場のFWアンデルソンのゴールで1点差としますが、反撃はここまで。藤枝は、これで引き分け2つを挟んでリーグ戦5連敗、7戦勝ちなしです。
【明治安田生命J2リーグ第31節＝フクダ電子アリーナ：9,693人】
藤枝MYFC(勝ち点37、13位)2-3ジェフユナイテッド千葉(勝ち点42、11位)
＜得点者＞
【藤】矢村健、アンデルソン
【千】小森飛絢、風間宏矢、ドゥドゥ
