かつて大津市などに存在した城をジオラマで再現した企画展が、同市のナカマチ商店街で開かれている。明智光秀が築いた坂本城や、織田信長が家臣に築かせた宇佐山城など、歴史のロマンが詰まった城郭の模型が訪れる人を楽しませている。
一般社団法人「あかるいまちづくりの会」(大津市)が企画し、市教育委員会が所有する地形図などを参考に再現した。
同商店街を構成する二つの商店街を会場に行われ、丸屋町商店街では、瀬田の唐橋近くに築かれた瀬田城や豊臣秀吉が浜大津に築城した大津城などの模型が展示されている。
長等商店街には、県が秋から令和の大調査を始める安土城や国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録を目指す彦根城の模型が並ぶ。
同会の佐藤純生さん(63)は、「あまり知られていない大津の城に注目する機会になれば」と話している。20日まで。無料。