昭和、平成の夜を駆け抜けた客車…ブルートレインの歴史たどる写真展 さいたま・鉄道博物館で来月25日まで

ブルートレインの写真75点を展示=埼玉県さいたま市大宮区大成町の鉄道博物館

 「鉄道写真家・南正時作品展 ブルートレイン 夢の旅路へ」が、埼玉県さいたま市大宮区の鉄道博物館で開催されている。75点の作品とともに寝台特急「ブルートレイン」の歴史をたどる。9月25日まで。

 南さんは半世紀以上にわたり鉄道写真を撮り続けている。今回の写真展では、南さんが鉄道博物館に寄贈した作品からブルートレインに関する作品を選出し、展示している。展示写真は全て初公開。

 ブルートレインとは青い車体で知られる客車で、1970年代に最盛期を迎えた。同展ではブルートレインが走っている勇姿や車内の様子を写した写真のほか、実際に使われていたベッドを展示。同館学芸員の香月良太さんは「写真などの資料を通してブルートレインの旅を追体験してほしい」と話した。

 展示は本館2階スペシャルギャラリー1。鉄道博物館の入館料のみで観覧可能。入館料は当日一般1330円、小中高生620円、幼児310円。前売り料金あり。問い合わせは、同館(電話048.651.0088)へ。

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