記者会見に挑戦! 子ども記者が撮影、記事執筆やレイアウト 富士見で「子ども大学」 新聞作りを体験

写真撮影に挑戦する児童らと質問に答える星野光弘市長(手前)=8日午後、埼玉県富士見市市民総合体育館

 埼玉県富士見市主催の「子ども大学☆ふじみ」は8日と10日、「新聞ができるまで」を実施した。埼玉新聞社編集局の吉田俊一編集管理幹が講師となり、新聞作りを体験した。

 同市は、子どもたちの知的好奇心を育み、考える力を伸ばそうと小学4~6年生を対象にこども大学を開催。新聞作り以外にも考古学や防災など、地域の協力を得てさまざまな講義を展開している。

 初日は、新聞の特徴や作り方、取材の仕方についてレクチャーを受けると、同市の星野光弘市長と山口武士教育長への記者会見に挑戦。「市長が富士見市で一番好きなところはどこですか」「教育長はどんなことをしていますか」など率直な質問をぶつけ、写真も撮影した。

 児童らは、記者会見や前回までの講義内容からネタを選ぶと、宿題として記事を執筆。2日目は、書いてきた記事の校正を受け、紙面レイアウトを考えた。

 記事で何を伝えたいのか一目で分かるようにする見出しをつけるのに頭を悩ませつつも、吉田管理幹やスタッフらの指導を受けながらA3両面の紙面をグループごとに作り上げた。

 新聞作りを振り返り、「記事の内容が分かりやすいように気を付けた」「隙間がないけど読みやすいレイアウトを考えるのが難しかった」などと感想を寄せた。

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