チェルシー、序列低下ククレジャの売却を視野に? 若手DFマートセンが急成長

[写真:Getty Images]

チェルシーが元スペイン代表DFマルク・ククレジャ(25)の売却を視野に入れ始めたようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えている。

ククレジャは昨夏、ブライトン&ホーヴ・アルビオンから移籍金総額6300万ポンド(約116億6000万円)でチェルシーへと加入し、2028年までの6年契約を締結。昨シーズンはケガで終盤戦の欠場を余儀なくされるまで左サイドバック、もしくはセンターバックとして公式戦33試合に出場した。

だが、今シーズンから指揮を執るマウリシオ・ポチェッティーノ監督はククレジャを左サイドバックの2番手以下と認識。実際にプレミアリーグ第1節のリバプール戦はDFベン・チルウェルが先発し、若手左サイドバックのU-21オランダ代表DFイアン・マートセン(21)が後半途中からプレミアデビューを飾ったなか、ククレジャの出番は最後まで訪れなかった。

首脳陣としてはここ数カ月におけるマートセンの成長ぶりに高く感心。昨シーズンいっぱいを武者修行させたバーンリーから買い取りの申し出があったものの、1500万ポンド(約27億8000万円)の正式オファーを断ったという。

また、ポチェッティーノ監督も下部組織出身のレフティーに就任当初から興味津々。プレシーズンでウインガーやプレーメーカーとしての適性も確かめていたといい、リバプール戦では試合終盤の10分間ほどではあったものの、マートセンを左ウイングとして起用した。

ククレジャはマートセン台頭の煽りを受ける形で「オファー次第で売却可能な選手」へとシフトされたとのこと。『フットボール・インサイダー』は今夏の移籍市場最終日までになんらかのオファーが舞い込む可能性もあるとしている。

© 株式会社シーソーゲーム