早々にプレミアデビューの遠藤航、地元紙はキャプテンシーにも期待「南野とは異なる輝きで収益をもたらす」

[写真:Getty Images]

電撃加入から早々にプレミアリーグデビューを果たしたリバプールの日本代表MF遠藤航。イギリス『リバプール・エコー』はピッチ外での役割にも期待していると述べている。

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18日にシュツットガルトからの電撃加入が発表された遠藤。ブンデスリーガ2季連続のデュエル王という肩書を引っ提げてプレミア初挑戦となった30歳は、19日の第2節ボーンマス戦でいきなりのベンチ入りを果たすと、3-1とリードした62分に途中出場。アレクシス・マク・アリスターの退場で1人少ない難しい状況の中で起用され、早々にアンフィールドのピッチに立った。

急遽の出番の中でも無難に仕事をこなした遠藤。同紙は、中盤の単なる穴埋めだけではなく、ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーが去ったチームでリーダーシップを発揮する人物としても貢献するだろうと述べている。

遠藤は年代別の日本代表時代からキャプテンを務め、シュツットガルトでは移籍前に3季連続のキャプテンを託されていた。森保一監督2期目となった日本代表の主将にも任命されている。

加えてアジア市場、日本におけるさらなるクラブの価値向上にも期待を寄せる。

リバプールは日本で最も人気のあるクラブだが、今後の成長を遂げるには一層のシェア拡大が重要。ヨーロッパ圏外の次世代のファン、特にはっきりと支援するチームを決めていないような層には、モナコの南野拓実、アーセナルの冨安健洋、セルティックの古橋亨梧のような、世界の舞台で最も著名な日本人選手の一人である遠藤が在籍することは魅力的に映るはずで、遠藤は南野とは異なる輝き方で収益をもたらすだろうと、可能性を認めている。

湘南ベルマーレやシント=トロイデンなど、遠藤が過去に在籍したクラブX(旧:ツイッター)はリバプール加入時にエールを送り、シュツットガルトのX(旧:ツイッター)もプレミアデビューを喜んで伝えるなど、人柄もうかがえる新たな背番号「3」。新天地での活躍を期待せずにはいられない。

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