栃木県足利市名草地区で夏合宿をしている大相撲陸奥(みちのく)部屋の力士たちと交流する「力士ふれあいフェスタin名草」が20日、同市名草上町の名草ふるさと交流館で開かれ、相撲ファンや家族連れでにぎわった。
新型コロナウイルスの影響で4年ぶりとなった夏合宿。フェスタは最終日の恒例イベントで、同部屋両毛後援会などが主催している。
交流館にある土俵では午前8時から、公開稽古を行った。元横綱の鶴竜(かくりゅう)親方らが指導する中、ぶつかり稽古などに臨んだ。観客は大粒の汗を流しながら真剣に取り組む力士の姿を、じっくり見つめていた。
髪結いの実演では、地元・名草地区出身の幕下大日堂(だいにちどう)がモデルを務めた。子どもが力士に挑む取組体験には男女42人が参加。力士が子どもたちを軽々と抱き上げるなどして、会場を盛り上げた。
取組を体験した群馬県太田市新田村田町、保育園年長の双子堀越大翔(ほりごしひろと)ちゃん(5)、千翔(かずと)ちゃん(5)は「強かったけれど、勝った。面白かった」と振り返った。