エクアドル大統領選、決選投票へ 候補者殺害、治安問題が焦点

20日、エクアドルの首都キトの投票所(ゲッティ=共同)

 【グアテマラ市共同】南米エクアドルで20日、ラソ大統領が弾劾回避のため前倒し実施を決めた大統領選が行われた。現地メディアによると、反米左派コレア元大統領派のルイサ・ゴンサレス元国会議員(45)と、雇用創出や産業育成を訴える右派ダニエル・ノボア元国会議員(35)の2人が10月15日の決選投票に進むことが決まった。

 選挙戦では候補者1人が銃殺されたほか、銃撃や脅迫が相次ぐ中で治安問題が大きな争点となった。8人が立候補したが、今回の投票で過半数獲得などの勝利の条件に届く候補はいなかった。

 選挙管理当局の中間集計によると開票率72%時点で、ゴンサレス氏が得票率33%で首位。

エクアドル大統領選、キトの投票所に並ぶ人々=20日(ロイター=共同)

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