化石や琥珀、どこにあるかな 久慈・博物館で小学生ら発掘体験

化石を見つけようと土を砕く参加者

 琥珀(こはく)や恐竜化石の出土地である久慈市で19日、化石発掘体験が行われ、市内の小学生ら30人が地域の歴史を感じながら「宝探し」を楽しんだ。

 同市小久慈町の久慈琥珀博物館琥珀採掘体験場脇の特設会場で実施。子どもたちは「これ光っているよ」「琥珀かな」と声をかけ合いながら、9千万年前の地層の土を手で砕いたり、ハンマーでたたいたり。慎重に探し、植物の化石や琥珀が見つかった。

 複数の虫入り琥珀を見つけた菊地楽(らく)君(小久慈小3年)は「土の中を探していたら光っていたから分かった。恐竜の化石も見つけてみたい」と笑顔。姉の蘭さん(同5年)は「金色の琥珀が見つかってうれしかった」と楽しんだ。

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