きょう（月）午後も広い範囲で、猛烈な暑さと天気の急変に注意が必要となる。あす22日（火）以降は、西日本を中心に次第に不安定な空模様の範囲が広がる見込み。このため、多少は気温の下がる地域もあるが、湿気の多さで気分が晴れるほどではなさそうだ。また、週の後半は東京など関東が、暑さの中心となる見通し。引き続き、熱中症に対して警戒が必要となる。

ひたすらに暑い

　きょう（月）は近畿を中心に猛烈な暑さが続き、最高気温は京都で38℃まで上がる見込み。それに次ぐのが東北南部、新潟、西日本の日本海側といった地域で、猛暑日は全国で150地点以上にのぼりそうだ。東京都心でも、3日連続で猛暑日となる可能性があり、体にこたえる暑さが続く見通し。

　猛暑に加えて、湿った空気が流れ込んでいるため、きょう（月）午後も全国的に大気の状態が不安定となりそうだ。急な天気の変化、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、道路の冠水、川の急な増水にも注意が必要となる。少しでも空に異変を感じたら、迷わず安全な場所へ移動するよう心がけたい。

不安定な天気続く

　あす（火）は太平洋側で雲が広がりやすく、関東以西は午前中から雨の降る所がある見込み。日本海側は昼過ぎまで晴れる地域が多いため、あす（火）は東北や北陸～山陰が、全国で最も暑い地域となりそうだ。なお、午前中に晴れる地域でも、午後は急な雷雨に注意が必要となる。

　日本の南にある熱帯低気圧が、23日（水）にかけて西日本に近づく見込み。このため、23日（水）～25日（金）は西日本や東海で雨が降り、局地的に雨脚が強まりそうだ。関東はむしろまとまった雨が欲しい地域だが、雨は山沿いを中心に局地的に降る程度と思われる。週の後半は、猛暑日となる所が多い見込み。

（気象予報士・高橋和也）