きょう（日）も早いペースで気温が上がり、午前中に35℃を超えた所も多くなっている。週明けも、35℃前後の暑さが続く所があり、厳しい残暑に加えて、急な雷雨にも注意が必要だ。週の中ごろから、南の海上の熱帯低気圧や、湿った空気の影響で東日本や西日本の太平洋側を中心に雨が降りやすくなる見込み。極端な暑さが少し和らいでも、蒸し暑さと寝苦しい夜は続くため、体調を崩さないように気をつけたい。また、水曜日ごろから、四国や九州などで雨の強まる所もある見込み。

午前中から35℃超え　週明けも危険な暑さ

　きょう（日）は高気圧に覆われて、強い日差しが照りつけている。朝からは早いペースで気温が上がり、午後1時までに、枚方（大阪）で37.7℃、西脇（兵庫）で37.3℃など、危険な暑さとなっている。このあともさらに気温が上がる見込み。東京都心も35.1℃まで上がり、きょうで今年の猛暑日日数は21日となり、すでに過去最多となっている記録を、さらに更新する暑さとなった。

　週明けも35℃以上の猛暑日となる所があり、水曜日は新潟で37℃まで上がる見通し。朝晩も気温が下がりにくいため、熱中症に注意が必要だ。西日本や東日本だけでなく、週の中ごろは、仙台や札幌でも34℃など、北日本でも35℃近くまで上がる所がありそうだ。

大気不安定　午後は雷雲発達

　また、気温の上昇もあって、きょう（日）も雷雲が発達しやすく、午後はあちらこちらで急な強い雨や雷雨の所がある見込み。局地的には非常に激しい雨が降り、短い時間で道路が冠水するような降り方となるおそれがある。特に、山や川のレジャーなどは天気の急変に注意が必要だ。

週の中ごろから太平洋側で雨　蒸し暑く

　週明けも湿った空気や気温の上昇で、午後は雷雲が発達しやすくなるため、天気の急変にも注意が必要だ。また、小笠原諸島付近には熱帯低気圧があり、南の海上を西よりに進む見込み。台風に発達する可能性は低いものの、高気圧の縁をまわって湿った空気が流れこむため、火曜日ごろから東日本や西日本の太平洋側は雨が降りやすくなり、四国や九州を中心に雨脚の強まる所がありそうだ。
　雨が降りやすい西日本を中心に、極端な暑さは和らぐものの、湿度が高く、蒸し暑さや熱帯夜は続く見通し。この先も体調を崩さないように気をつけたい。

（気象予報士・及川藍）