【栃木】西方地域の恒例イベント「にしかた子ども夏まつり」が19日、西方町本郷の関東ホーチキにしかた体育館で4年ぶりに開かれ、多くの家族連れや浴衣姿の子どもたちでにぎわった。
地元の育成会や商工会などでつくる実行委員会が主催している。新型コロナウイルスの影響で過去3年間は中止していた。
開会セレモニーでは認定西方なかよしこども園の園児たちが、みこしを担いだり音頭を披露したりして観客を盛り上げた。
会場には多くの出店が並び、にしかた有志の会による「日光和楽踊り」や「西方やぐら音頭」の演奏が始まると、来場者はやぐらを囲み、手拍子などをして楽しんだ。フィナーレには花火が打ち上がり、夏の夜空を彩った。
娘や孫と訪れた西方町本郷、無職中田勇(なかだいさむ)さん(67)は「以前と比べて規模は縮小したが、子どもたちの楽しむ姿が見られたので開催されて良かった。西方の夏が戻ってきた気がします」とうれしそうに話した。